トップランカーのマウス・マウスパッドと設定まとめ
この記事では、pp(Performance Point)ランキング上位のマウスプレイヤーを中心に配信先およびデバイスと設定をまとめました。記事の最後にそれぞれのデバイスの使用率ランキングを掲載していますのでご活用ください。なお、キーボードとペンタブについては下記の記事にてまとめております。
最終更新 2022/1/10
上位マウスプレイヤーの配信先・デバイスおよび設定
※1 ハイブリッドはクリック+XYボタン(もしくはそれに相当するボタン)のプレイヤー (通常はClick/X(マウスクリックとXキー)を使用し、ストリームをXYで行うプレイヤー)
上記プレイヤーに加えて10000pp以上のマウスプレイヤー合計180名を対象として独自に集計しました。なお、データが古い場合や使用デバイスを公開してない場合は一部を除外しています。
マウス
1位 : Razer DeathAdder シリーズ (15名)
今回の集計において最も使用者が多かったマウスはRazer DeathAdderとなりました。
DeathAdderはRazerの中でも2006年ごろから続く最も古いシリーズで、現在も改良を重ねてアップデートされる非常に人気のある大型のマウスです。
今回の集計でDeathAdderが最も人気だった理由としては、コストパフォーマンスがとても優れていることのほかに、メーカー各社が最近の傾向である軽量・小型マウスの発売に力を入れた結果大型マウスの選択肢が減ったことによる集中などが挙げられます。また、エルゴノミクスに重きを置いたデザインはエイムという要素が大きなosu!において、長時間の握り続ける動作に対して相性が良いと言えます。(今回の集計においてMiniの使用者は0人でした)
DeathAdder シリーズ 現行モデル表
※Razer製品は偽造品が多いため、フリマサイトおよび並行輸入品を買う場合には注意が必要です。
2位 : Logicool G Pro Wireless / G Pro X Superlight (14名)
2番目に使用者が多かったマウスはLogicool G Pro Wireless / G Pro X Superlightとなりました。名称は異なりますが、これらは形状がほぼ同じなため同じものとして集計を行っています。
Logicool G Pro WirelessはFPSの主要タイトルでも非常に人気のある最も売れているハイエンドマウスで、その軽量さと全く遅延を感じさせない無線通信を実現したマウスです。それをさらに軽量化+センサーの強化を行ったものがLogicool G Pro X Superlightです。左右対称であり、そのシンプルなデザインから誰もが扱える万人向け無線マウスの地位を確立しました。(有線モデルのG Proは形状が異なるため注意)
3位 : Glorious Model O / Model O- / Model O Wireless(8名)
3番目に使用者が多かったマウスはGlorious Model O / Model O- / Model O Wirelessでした。
Gloriousは比較的新しいマウスメーカーであり、近年その人気を上げている勢いのあるメーカーです。Glorious Model Oは左右対称で形状的には比較的シンプルなものですが、ハニカムシェルという穴あきのデザインが特徴的で、これにより軽量化を行っています。欧米プレイヤーにはModel O,アジア系のプレイヤーにはModel O-を使う傾向が見られたため、手のサイズ的には日本人にはModel O-の大きさのほうがフィットすると思います。(Model O- Wirelessは未発売)
Model Oシリーズ 現行モデル表
その他、人気のあったマウスとしてはLogicool G502 (7人)、Zowie EC2シリーズ(7人)、Logicool G Pro(有線) (7人)などがありました。
マウスパッド
1位 : SteelSeries QcK シリーズ (33人)
今回の集計において大差をつけて最も使用者が多かったマウスパッドはSteel Series Qck シリーズ(特にQcK+)となりました。
QcKシリーズはSteelSeriesの代表的な布製マウスパッドのシリーズであり、ロングセラー商品として今でも絶大な支持を集めています。このマウスパッドの強みはなんといってもコストパフォーマンスで、布製マウスパッドのエントリーモデルとして多くの方に使われてきました。マウスパッドの性質としてはコントロール寄りの中間程度の滑りで、だれもが使いやすいモデルだと思います。しかし、耐久性は値段相応で、特にフチが弱いという点に注意する必要があります。(QcK Edgeシリーズというフチを強化したモデルもありますが、その分値段も上がってしまうためあまり人気はないようです)
QcKシリーズ 現行モデル表
2位 : Artisan 零(ゼロ) シリーズ (6人)
Artisanは国内のマウスパッドメーカーで、特に海外から人気がある注目の布製マウスパッドメーカーです。中でも零シリーズは、滑り性能を重視したモデルでFPSプレイヤーにも非常に人気があります。やや値段は高くなりますが、水洗い可能な高耐久な設計が非常に魅力的な商品です。Artisanのマウスパッドは中間層がMID/SOFT/XSOFTから選択可能で、中間層を変えることでコントロール性能を調整することが可能です。零シリーズはスピード重視であることから中間層はMIDが人気があります。また、Artisanは飛燕シリーズという零よりもコントロールに寄せた中間くらいの滑り性能である飛燕シリーズの人気も高くこちらも候補になります(飛燕はSOFTがやや人気)。
3位 :HyperX Fury S Pro (4人)
HyperX Fury S Proは前述したSteel Series Qck シリーズにかなり近いコントロール寄りのマウスパッドです。こちらもQcK同様コストパフォーマンスに優れるマウスパッドですが、自分の使用した体感だとQcKより滑りにくく止めが行いやすい使用感でした。Speed Editionという滑り重視のモデルもあり、こちらも候補になります。
マウスバンジー
無線マウスの普及によりマウスバンジーの必要性は下がりましたが、有線マウスを使う場合にはマウスバンジーを使うことをおすすめします。おすすめは下記のモデル。幅広いコードの太さに対応できます。
設定(DPI・ゲーム内感度・解像度)
感度 : DPI・ゲーム内感度
今回集計した中で感度は、DPI×ゲーム内感度の値が500~1200あたりに多くのプレイヤーが集中していました。感度は個人差があり解像度も様々なため、オススメの感度などはありませんので参考程度にしてください。DT中心のプレイヤーはDPI高め、HR中心のプレイヤーはDPI低めの傾向はあります。ローインプットはお好みですが有効にしているプレイヤーが多いです
ただし、感度の基本的な合わせ方として、ゲーム内感度は1以下にすることをオススメします。理由は、DPIを高くしてゲーム内感度を低くするほうがカーソルの動きが滑らかになるためです。一方で、DPIについてはハードウェアメーカーの設計的には1000~2400DPIあたりを想定しているようなので、DPIが高くなりすぎる場合はゲーム内感度を上げることをオススメします。(最近のマウスであれば問題ないですが、古いマウス(センサー)・安いマウス(1000円以下)の場合には800DPIのほうが安定する場合があります)
解像度
基本的には16:9のアスペクト比が多く(スキンも16:9対応のものが多い)、解像度は1920×1080(一般的なモニターの解像度)もしくは1600×900がオススメ(解像度を小さくするとその分ノーツが小さくなるが、ジャンプの距離は小さくなる)
フルスクリーンの方が遅延が少ないのでフルスクリーン推奨(解像度を下げてフルスクリーンにしたい場合にはゲーム内の設定項目のRender at Native Resolutionを有効にすると良い)
感度・解像度まとめ
・ゲーム内感度は1以下推奨
・DPIは1000~2400DPI(収まらない場合はゲーム内感度で対応)
・ポーリングレートは1000hz推奨(ただし、エイムがプルプルするのが気になるなら500hz)
・ローインプットは有効が多い
・全体的な感度についてはジャンプ譜面などで遠くのノーツでも届くように調整(届かない場合には解像度を下げるのも手段の一つ)
・アスペクト比は16:9がオススメ(使えるスキンが多い)
・フルスクリーン推奨(解像度を下げる場合にはRender at Native Resolutionを有効にする)
正式名称じゃないけどいわゆるGproとGproWLは形状としては全くの別物なので注意
Gpro HEROはロジとしてはかなり柔らかいコード(Zowieのプラコードと体感は全く同じ)だけどHEROセンサーは最近のマウスに使われる3310、3360センサーより1.0625倍低い(400DPIごとに25の調整)のでそれも注意
情報提供ありがとうございます。 修正して記事を更新しました。
更新してほしいです!2021年版が見たい!
更新感謝します!!